シミの肌ケアテク

ストレスが原因で顔にシミ(肝斑)が出来ることがある!

ストレスが原因で出来るシミがある

 

「シミはなぜ出来るのでしょうか?」と質問されたら、大抵が「紫外線や日焼け」という答えが返ってくるかと思います。その通りで、シミと言われるものの多くが紫外線による日焼けが原因で出来ます。

 

私たちは生まれた瞬間から紫外線に常にさらされて生きています。曇りの日や晴天の日、5分の外出や数時間の外出などのように、紫外線にさらされる時間や紫外線を浴びる量は実に人によって様々ですが、個々の生活の中で浴び続けた紫外線の蓄積が、30歳を過ぎたころからボチボチシミとなって現れてきます。

 

ところが、紫外線とは関係なくシミが現れることもあります。そのシミを肝斑と言います。

 

肝斑は、顔の両頬や目尻の下に左右均等に現れるシミで、頬骨に沿って幅広く出る為、顔全体にシミが広がった感じで目立ってしまうシミです。

 

この肝斑が出来てしまう原因。それはストレスが大きく関係しています。ストレスが原因で肝斑というシミができ、その出来たシミを見てはそれをストレスに感じてしまい、ますます肝斑を悪化させてしまうという悪循環に陥ります。

 

では、なぜストレスでシミが出来てしまうのでしょうか。それは、ストレスを感じることによって脳下垂体で出るホルモンのバランスが影響しています。

 

 

ホルモンバランスの乱れで出来る肝斑

 

人はストレスを感じると視床下部が刺激されて、自律神経の交感神経が優位に立ちます。交感神経は体を戦闘モード状態に持っていくため、その戦闘モードを鎮めさせようと脳下垂体でホルモンを分泌するよう指令が出ます。

 

指令を受けた脳下垂体では、ストレスから体を守るために、副腎髄質でアドレナリンやコルチゾールというホルモンが分泌されます。

 

これらのホルモンは血流を増加させて、色々な臓器の代謝を促進させる作用があります。そして、皮膚においては皮脂や汗の分泌量が増えて毛穴が開きます。

 

「ストレスでニキビができやすくなる」と言うのは、これが理由なんですね。

 

ニキビの話は少し横に置いておいて、副腎髄質で分泌されるアドレナリンやコルチゾールといったホルモンは、ストレスと戦ってくれる戦士ですが、その反面、皮膚にはマイナスに働いてしまいます。

 

 

女性ホルモン「プロゲステロン」を増加させる

 

アドレナリンやコルチゾールは、排卵日から生理の間に分泌される女性ホルモン「プロゲステロン」を増加させる作用があります。

 

プロゲステロンは、肌の黒ずみの原因であるメラニン色素を産出するメラノサイト細胞を刺激するため、ストレスが常に加わっている状態が続けば、プロゲステロンが常に増え続ける環境となり、どんどんメラニン色素が作り出されて、その結果シミが出来やすくなります。

 

 

ビタミンCを大量に消費する

 

ストレスに対抗するために分泌されたホルモンは、皮膚や内臓の代謝を促進しますが、その結果、活性酸素を体内にたくさん生じさせることになります。活性酸素は皮膚や内臓を錆びつかせて老化を進めてしまうため、それを防ごうと体内にあるビタミンCを大量に使おうとします。

 

ところが、ストレスと戦おうと色々なホルモンが分泌されるのにもビタミンCは必要な栄養素の為、体内にあるビタミンCはホルモン分泌の為に先に使われてしまい、活性酸素を退治するために必要なビタミンCが不足してしまいます。

 

すると、肌は錆びつき老化が進行してしまい、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が衰え、シミが出来た肌をキレイな新しい肌に生まれ変わらせる力も失われてしまいます。

 

 

ストレスを感じることで交感神経が刺激され、それを鎮めるために抗ストレスホルモンが分泌され、その抗ストレスホルモンの影響で紫外線とは関係のない肝斑のシミが出来やすくなってしまう。

 

これがストレスで肝斑ができるメカニズムになります。

 

 

肝斑ができる原因はストレスだけではない

 

肝斑は、ストレスによって女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌量が増えることで出来ると説明してきましたが、プロゲステロンの量が増えるのはストレスだけではありません。

 

要は、「プロゲステロンの量が増える状況」であれば、肝斑になりやすいということ。

 

 

妊娠中は肝斑ができやすい

 

生理が終わってからから排卵前まではエストロゲンの分泌量が多く、排卵後から生理前まではプロゲステロンの量が多くなります。そして、次の生理が来るとプロゲステロンの分泌量はグッと減少します。この繰り返しで生理が定期的に訪れるわけですが、妊娠が成立するとプロゲステロンの分泌量は減少せずに、妊娠中ずっと多い状態がキープされます。

 

妊娠中は、プロゲステロンが常に分泌され続けている状態が続くので、妊婦さんは肝斑が出来やすくなるのです。

 

 

ピルを飲んでいる人は肝斑ができやすい

 

プロゲステロンが常に多い状態はもう一つあります。それがピルを定期的に飲んでいる人です。

 

完全な避妊目的で、月経前症候群の症状を緩和させるために、子宮内膜症の治療で。

 

これらのように婦人科系の悩みを解決するためにピルを服用している人は、意図的にプロゲステロンを増やしているため、ピルの服用でシミが出やすくなることがあります。

 

 

肝斑はホルモンのバランスが崩れるのが原因、一般的なシミは紫外線が原因というように、シミが出来る原因が違います。これはあくまでも基本的な部分においてです。

 

肝斑が出来やすい状況に置かれている中で、UV対策をしなければ普通に紫外線によるシミが出来やすくなります。また、すでに肝斑が顔に出ている人の場合は、その部分にメラニン色素が存在するということで、メラニン色素を作るメラノサイト細胞がそこにあるということ。

 

肝斑に紫外線が当たれば、そこに確実にメラノ細胞があるわけで、どんどん新しいメラニン色素が肝斑に追い打ちをかけるように誕生してしまいます。

 

 

肝斑を目立たなくする方法

 

紫外線対策はしっかりと

 

肝斑を目立たなくするためには、紫外線を浴びないようにすることが重要です。紫外線はほんの少し浴びただけでも、シミの原因になるメラニンをジワジワと蓄積していきます。

 

アウトドアなどで外にいる時間が長いと明らかに分かっているときは、日焼け止めを塗るなど紫外線対策はバッチリするものの、日頃はそんなに気を付けてUV対策をしていないという人は結構いるのではないでしょうか。

 

近所のスーパーにちょっと買い物に行くだけだから。子供のお迎えでちょっと外に出るだけだから。

 

こういうほんの少しの時間に、無抵抗で浴びた紫外線の影響は結構大きかったりするので、代表的な日焼けによるシミにならないよう阻止するためにも、肝斑を濃くさせないためにも、UV対策はまず第一の選択肢です。

 

 

美白化粧品を使う

 

肝斑のシミを目立たなくさせるためには、有効な美白成分を含んだ美白化粧品を使いましょう。

 

肝斑に有効とされている成分は、ハイドロキノン・トラネキサム酸・ビタミンC誘導体などです。

 

ハイドロキノンが最も効果が高い美白成分になりますが、効果が高いということは肌への刺激も強いということです。医療機関で処方されるハイドロキン含有の外用薬は濃度が4〜5%です。たったの4〜5%と思われるかもしれませんが、これでもかなりの高濃度です。皮膚が赤くなったりヒリヒリしたりする反作用が出るので、医師の経過観察の元で本来は使用すべき成分です。

 

市販品にハイドロキノンを含有する場合は、安心して使える濃度が2%以下というルールがあります。医療用の高濃度のものよりも、市販品のをまず試してみたいという場合は、市販品を選択するのもありです。

 

しかし、市販品にも色々あります。一番お勧めなのは、ドクターが監修しているドクターズコスメですね。ハイドロキノンはとても変質しやすい成分なので、化粧品に含めるのがなかなか難しかったのですが、安定して変質しない状態のハイドロキノンを含有しているコスメもありますので、効果の期待できるハイドロキノンのコスメを使う場合は、そういったものを選ぶようにしましょう。

 

 

皮膚科で治療をする

 

肝斑を確実に消したい!とう方は、皮膚科で診断を受けることをお勧めします。皮膚科で肝斑と診断された場合に行われる治療には、トラネキサム酸やビタミンCの服用と、ハイドロキノンの塗り薬での治療です。

 

いずれにせよ、肝斑は消えにくいシミとも言われていますので、どのケア方法を選択するにしても長期戦覚悟でコツコツとケアしていくことが大切です。

 

 

 

ホルモンバランスを整えるには

 

肝斑のケアを毎日コツコツ行っていても、ホルモンバランスが乱れるような生活を送っていては平行線です。

 

ホルモンバランスを整えるには、以下の方法をお勧めします。

 

  • 早く起きて日の光を浴びる
  • 朝食をしっかり食べる
  • インスタント食品や加工品をさける
  • バランスのよい食事を摂る
  • ストレスを発散させる
  • 運動をする
  • 質の良い睡眠をとる
  • 体を冷やさない

 

ホルモンバランスが崩れると、肌や心身の健康面に悪影響が及びます。シミを作らない・シミを増やさない・早くシミを消すためには、日頃からストレスを貯めずに規則正しい生活習慣を送るクセを付けるようにしたいですね。