シミの肌ケアテク

かきむしりの跡が色素沈着に!この黒ずみを消す方法は?

掻き癖のある人は肌の黒ずみに要注意

 

汗をかく季節はあせもなどの湿疹で痒くなって掻いてしまう。空気が乾燥する秋・冬になると、足のスネが白い粉を噴いたように乾燥して痒くなる。下着や服など、締め付けがきつくてゴムの部分が痒くなって?いてしまう。寒さには勝てず、ヒートテックや毛糸のような化繊の服を着るがチクチクして掻いてしまう。アトピー性皮膚炎で気が付けば常にボリボリとかきむしってしまう。

 

などなど、ついつい痒くてかきむしってしまうという状況は季節を問わず、364日24時間いつでも起こりえます。

 

痒いのを我慢するのは結構イライラしてしまうので、気が付けばついつい痒さに任せて肌をかきむしってしまうという方は多いのではないでしょうか。

 

でも、この掻き癖のある人は、かきむしりを止めなければ肌が黒ずんでしまい、いざ気になり始めてから消したいと思っても、完全に消えるまでに時間がかかってしまいます。

 

 

かきむしると肌が黒ずんでしまうのはなぜ?

 

では、なぜ肌をかきむしってしまうと黒ずんでしまうのでしょうか。

 

それは肌が炎症を起こしていることに原因があります。湿疹や乾燥など、色々な原因で肌をかきむしって傷を作ってしまうと細菌に感染して炎症を起こします。すると、体の中に存在する活性酸素が細菌をやっつけようと活発化します。活性酸素が細菌を全部やっつけてくれて、炎症も治まり一安心といきたいところですが、なかなかそうもいきません。

 

活性酸素と聞くと「体に悪い物」というイメージがないでしょうか?

 

細菌をやっつけてくれるのはありがたいのですが、活性酸素自体が持つ酸化させる力が強すぎて、何も問題が生じていない、健康な体の色んな組織に悪影響を与えてしまうのです。

 

活性酸素が及ぼす肌への悪影響は、メラニン色素の増加や肌老化です。活性酸素は基底層にあるメラノサイト細胞を刺激してしまうため、肌を黒ずんで見せてしまうメラニン色素がたくさん作られることになります。

 

そして、肌を老化させてしまうので、ターンオーバーを大幅に遅らせてしまいます。活性酸素の影響を抜きにしても、加齢と共に1回のターンオーバーにかかる日数がどんどん増えていくのに、そこに活性酸素の影響も重なると更にターンオーバーに日数がかかります。

 

活性酸素の影響でメラニンが大量に増えて肌に蓄積される要因が増したにも関わらず、ターンオーバーも正常でなくなり、よりメラニンが蓄積されやすい環境となる。肌が健康な状態であれば、ターンオーバーで蓄積されたメラニンは排出されていくはずなのに、排出されるのに時間がかかり、その間にもどんどん新たなメラニンが溜まっていく…。

 

これが肌をかきむしった結果、肌が黒ずんで見える原因なのです。このように炎症が原因で肌が黒ずんでしまうことを、炎症性色素沈着と言います。

 

 

炎症性色素沈着には消えやすいものと消えにくいものがある

 

炎症によって出来た色素沈着には、消えやすいものと消えにくいものがあります。それはメラニン色素が皮膚のどの部分に存在しているのかによります。

 

皮膚の一番上は表皮、その次に真皮という構成で成り立っています。メラニン色素が作り出されるメラノサイト細胞は、表皮の一番底にあたる基底層で作られます。通常は、基底層で作られたメラニン色素はターンオーバーの力によって、表皮の上へ上へと新しい細胞によって押し上げられます。このように、メラニン色素が表皮に存在している場合は、比較的消えやすいシミと言えます。

 

ところが、炎症が強かったり、慢性的にずっと炎症が起こっているような場合、活性酸素の強い影響によって基底層のすぐ下にある基底膜がボロボロになることがあります。

 

この基底膜は表皮と真皮の間に存在する膜で、表皮で出来たメラニン色素が真皮に沈み込まないようにブロックしてくれる防波堤のような役割を果たしています。なぜ真皮に沈み込まないようにしているかというと、シミを排出させるターンオーバーは真皮では行われないからです。シミが表皮に留まってくれてさえいれば、消える可能性のあるシミも、基底膜を突き抜けて真皮にまで落ち込んでしまえば、そのシミは消える可能性は厳しくなります。

 

活性酸素が増えすぎると、強力な酸化作用によって基底膜がボロボロになってしまうので、いかに活性酸素の量を減らすかが、炎症後の色素沈着を消えやすいものにするのか、消しにものにするのかに関わってくるのです。

 

 

まずは炎症を早く鎮火させることが大事

 

炎症後の色素沈着の被害を最小に留める為には、早く炎症を鎮めることが最大のポイントになります。

 

炎症はかきむしることによって起こるので、まずはかきむしりの原因を把握して、それに対して正しい対処を取るようにしましょう。

 

 

かきむしりの原因

 

・乾燥→お風呂上りに充分な保湿ケアをする
・湿疹→湿疹用の軟膏を塗る
・アトピー→ステロイド軟膏で早急に炎症を鎮火させる
・化繊によるかゆみ→化繊物を着ない
・下着の跡→締め付けの少ない物に変える

 

ほんの一例ですが、このように痒くなる原因をたどり、痒くならないよう予防を取ることが大切です。かきむしる頻度が高ければ高い程、活性酸素の量も増えて肌が黒ずむ原因になってしまいます。

 

色素沈着が基底膜を突き破り、真皮まで落ち込んでしまえば、そのシミは消えにくいものになってしまうので、出来るだけ炎症の度合い、炎症が継続している期間は最小限に留めるようにしましょう。

 

 

できてしまった色素沈着を消すには

 

上記のようなケアをしていれば、真皮にまで落ち込むような被害の大きい色素沈着を防ぐことができます。しかし、それより以前に出来てしまった色素沈着を消したい場合はどうしたらよいのか。

 

一番効果が高いのは皮膚科を受診して、適切なシミ治療を受けることです。外用薬や内服薬の使用、またはレーザーなど治療法は色々とあります。

 

が、通院が困難であったり、費用面がネックだったり。皮膚科を受診するまでの気持ちにはなかなかなれない。

 

そういう場合は、まずは自分ケアを試してみましょう。

 

シミに作用する成分は色々とありますが、新しくシミを作らせないという予防面で力を発揮するものがほとんどです。出来てしまったシミに対して作用する成分があります。その中でお勧めなのが、ビタミンC誘導体です。

 

ビタミンCと言えば、美肌に効果があることで幅広く知られている成分です。ビタミンCのサプリなどを服用してシミを薄くするという方法も良いのですが、もっと積極的にアプローチしたい場合は、ビタミンC誘導体の成分を配合した物を肌に塗りましょう。

 

ビタミンC顆粒を溶かしたものや、レモン汁を直接肌に塗っても効果はありません。ビタミンCはそのままでは肌に浸透しにくい成分なので、それを肌に浸透させやすく、かつ変質しない安定した状態に作り出されたものがビタミンC誘導体です。

 

ビタミンC誘導体には、出来てしまったメラニン色素を還元する作用があるので、蓄積した色素が少しずつでも薄くなるよう、毎日コツコツ使うようにしましょう。

 

また、ビタミンC誘導体にはメラニン色素を還元化するだけでなく、ターンオーバーを促進させる作用もあるので、活性酸素の影響で乱されてしまったターンオーバーを正常に戻してあげましょう。

 

かきむしりはクセでもあるので、クセでついた色素沈着は短期間でパッと消えてなくなるものではありません。でも、何もケアしないよりは色素沈着が消えるまでの時間を短縮させることができるので、普段のスキンケアにビタミンC誘導体をプラスして、気付けば色素沈着が薄くなってる!というのが理想ですね。